米国債券ETFの源泉税還付がありました(結果)

だいぶ昔の話ですが、私のウェルスナビ口座に「分配金(源泉税還付)」という名称で入金がありました。

この還付金、一気に還付されるわけではなくて、8回に分けてダラダラ還付されてきました。まだ受取2回目だった当時、こんな記事を書いています。

curvex.hatenablog.com

 

当時はまだ2回分しか還付されていませんでしたが、こんなことを書いています。

・このままのペースで還付されるとしたら、総額は480円くらいになる

・この金額は支払い済み源泉税総額に匹敵し、「米国債券の分配金にはほとんど税金がかからない」といえる(注:国内では課税)

 

その後、全8回の還付が終わっていますので、結果を報告します。

結論として、還付率は87%となりました。ウェルスナビユーザーは米国債券(AGG)の分配金を「米国源泉徴収後」の金額として毎月受け取ることができますが、このうち米国源泉税相当分の9割は、あとで還付されるということになります。

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計算には私の推定も含まれますが、詳しく見ていきましょう。

まず、計算期間は2019年2月から2020年1月とありました。分配金の支払い決定日を基準にして、この期間に私が受け取った分配金の総額を計算します。その結果は4,638円となりました。

実際にウェルスナビ口座に振り込まれるのは、ここから国内源泉税(20.315%)を差し引いた額となります。

この4,638円は、米国で課税された後の金額です。米国における源泉徴収額は10%なので、0.9で割り戻すことで概算します。その結果、米国では515円程度が源泉徴収されていたと推定されます。

さて、8回に分けて実際に還付された総額は、449円でした。最初の2回の還付額からの予想では480円でしたが、回数を重ねるごとにペースが落ちてきて、結果的には予想を下回りました。

とはいえ、推定された米国源泉徴収額に対して87%が還付されたので、9割近くは税金が戻ってくるという計算になります。

 

 

米国債券(AGG)の分配金にはほとんど(米国内での)税金がかからない、という結論は素直にうれしいですね。

一方、国内では20.315%分、きちんと税金としてもっていかれますので、そこは誤解のありませんように。う~ん、この点は残念。