ウェルスナビ+ビットコイン 積立額の決め方

来週は私のウェルスナビで、月に一回の自動積立が実行されます。

【ウェルスナビ+ビットコイン】と題した運用を始めてから最初の積立です。この運用では、ウェルスナビの自動積立で15万円、ビットコインの積立で7500円の、合わせて15万7500円を積み立てます。

ポートフォリオのバランスを保ちながら買付を行うので、ウェルスナビ口座と仮想通貨口座の間で資金移動を行っておく必要があります。この処理は手作業なので、積立額をどのように決めるのかを具体化しておきたいと思います。

 

試しに、昨日(5月20日終値を用いて、必要な資金移動額を計算してみましょう。

下図は、昨日時点での評価額が、積立実施後の理想的な状態(ポートフォリオ配分比率が守られている状態)から、いくら超過しているかを示したものです。これを「超過評価額」と呼んでおきます。

超過評価額は、金(GLD)が10万円以上のプラス、日欧株(VEA)が10万円以上のマイナス状態となっています。ほかにプラス状態なのは米国債券(AGG)とビットコイン(BTC)です。ビットコインは2万円程度のプラスとなっています。

このアンバランスを完全に調整するためには、新たに積み立てられた15万7500円とともに、評価額がプラス状態の3資産の超過部分を売却して得られた現金とを合わせて、マイナス状態の4資産を購入すればよいことになります。

しかし、ウェルスナビは積立時の資産売却は行いません。プラス状態の資産の売却がないため、その分マイナス状態の資産の購入額を減らさなければなりません。その結果、下図の「買付相当分」に相当する部分が買付の対象となります。

(今月も、日欧株の損失穴埋めのために積立額の過半がもっていかれることになりそうです)

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上図の通り、昨日時点での価格がそのまま続けば、ビットコインの買付は行わないことになりそうです。

そのため、ビットコイン積立のために用意していた仮想通貨口座の7500円は、ウェルスナビ口座に移動する必要があります。

さて、資金移動はこの逆パターンも考えておく必要があります。すなわち、ビットコインの価格が下落し、積立時に7500円以上の買付が必要になるケースです。

 

これらの両ケースで、私が考えていた資金移動パターンを図示します。

仮想通貨口座からウェルスナビに入金する場合、入金は即日反映されるとのことなので、ウェルスナビの自動積立入金日に入金指示をすればタイミングはピッタリです。

逆に、ウェルスナビから出金する場合は資産売却を伴うので、出金まで3営業日必要でした。そこで、ウェルスナビの自動積立入金日の3日前に出金を指示するつもりでした。そうすることで、資産買付を積立入金日と一致させることができます。

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ところで、ウェルスナビは積立に合わせて資産を売却しないことになっています。【ウェルスナビ+ビットコイン】運用は、できるだけウェルスナビっぽく運用することを心掛けているので、出金前に一時的に資産売却が行われてしまうのが課題でした。

 

これを回避するために、下図のように、ウェルスナビの自動積立入金に合わせて出金を指示する方法が考えられます。

こちらのデメリットは、資産買付日と積立入金日が一致しない、という点です。

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どちらのパターンがよいでしょうか。

元々私は前者の方法を考えていたのですが、再考の結果、後者の方法に改めることにします。積立時に資産を売却しないというウェルスナビのポリシー尊重と、売却益への課税を少しでも減らすことを重視した結果です。

5月の自動積立入金日は、5月29日(金)の予定です。お楽しみに!