2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

CAPMにより求めるビットコインの期待リターン

資本資産価格モデル(CAPM)を用いて様々な資産クラス、銘柄の期待リターンを求めてきました。CAPMを一言で説明すると、マーケット参加者がみな合理的な判断をしているという仮定のもとで、市場で付けられている価格とその変動リスクの値を用いて、各資産ク…

ウェルスナビ運用記録(3月28日)5週間ぶりの反発

私のウェルスナビ運用状況報告(3月28日時点)です。 今週はようやく前週比プラスで終われました。週間ベースでプラスとなったのはなんと5週間ぶり!2月29日から毎週50万円級の損失を報告し続けてきましたが、ようやく一息呼吸できた感じです。 先週末と比べ…

ウェルスナビの投資理論は暴落相場に耐えられるのか(補足)

わずか1か月で株価が20%以上も下落するような暴落相場は、ウェルスナビが採用している正規分布の理論ではほとんど想定できません。つまり、理論上は起こりえないとして取り扱われます。 しかし前の記事で示したように、仮にこういった暴落相場をやや強引に理…

ウェルスナビで測る個別株式の期待リターン

先日の記事で、資産クラス毎の期待リターンを計算する「資本資産価格モデル(CAPM)」について説明しました。このモデルは、各資産クラスの価格変動の特徴(共分散)と、市場での評価(時価総額比率)を元にして、市場参加者がその資産クラスの期待リターン…

ウェルスナビ運用記録(3月21日)大底まであと〇〇日

流行のタイトルにしてみましたが、この暴落相場がいつ大底を迎えるのか、私たちは知るすべもなく、日々相場に向き合っています。 これだけの下げ相場ですから今のうちに買っておけば、結果的に儲かったという人も出てくるでしょう。「私は相場が読めたから儲…

ウェルスナビの投資理論は暴落相場に耐えられるのか

100年に一度の暴落相場と言われたリーマンショック。現在進行中の暴落相場であるコロナショックは、そのスピードだけ見ればリーマンショック級であると言われています。ウェルスナビが採用している米国株ETFであるVTIの、リーマンショック時の月間最大下落率…

ウェルスナビ 期待リターンの計算方法について(補足)

先日の記事で、ウェルスナビがホワイトペーパーで公開している期待リターンがどのように計算されているのかを探ってみました。 今回、若干補足すべきことがわかってきましたので、追記させていただきたいと思います。 この「期待リターン」の値はウェルスナ…

リスク許容度別下落率 ~コロナショックが直撃した1か月

今回のコロナショックで、S&P500指数は2月19日の高値から一時27%の下落となりました。概ね同じような期間(約3週間)で測った最大下落率で比べても、2011年の欧州債務危機、2001年のITバブル崩壊を超え、リーマンショックと肩を並べる水準だったということで…

ウェルスナビ運用記録(3月14日)畳みかける下落圧力

今週も派手な下落が続いています。3月14日時点での、私のウェルスナビ運用状況です。 先週末と比べた総資産額は、470,958円下落(下落率約9.7%)となりました。 こういう時は円高、と相場は決まっているものと思い込んでいましたが、意外にも1.7%程度円安で…

ウェルスナビの期待リターンはどのように計算されているのか?

先日、ウェルスナビのホワイトペーパーが改訂されました。改訂は2019年4月以来です。運用方針やETFの種類などはこれまで通り維持されており、想定すべきリスクと期待リターンの値が更新されました。 変更は下表の通りです。改訂前を(2019)の列、今回改訂後の…

コロナショックで大打撃!!(不安を煽っちゃダメですが)

昨日3月9日の下落のショックが大きすぎて、つい刺激的なタイトルをつけてしまいましたが… 不安を煽っちゃいけないですね。こういう時はどのニュースも不安になる書き方をするものです。人間の本能みたいなものです。そして人間の本能としてどうしても難しい…

ウェルスナビ運用記録(3月7日)コロナショックで赤字転落

ついに赤字に転落しました!3月7日時点での、私のウェルスナビ運用状況です。 今週は15万円の積立を行ったにも関わらず、先週末と比べた総資産額が約5万円しか増えませんでした。つまり、実質的な下落額が約10万円(正確には99,727円)となってしまいました…

DeTAXの還付金は無言で振り込まれる

コロナショックによる下落相場が続いています。今週もまた大幅な下落になることは間違いないでしょう。 さて、先週はDeTAX(税金最適化)が発動し下記のような取引が行われました。日欧株と新興国株の時価が私の平均買付価格を下回ったので、保有全口数の売…

ウェルスナビ 26か月間のパフォーマンス検証

2月も終わり、私のウェルスナビ積立運用も26か月が経過しましたので、ここまでのパフォーマンスをまとめておきたいと思います。 2月末はちょうどコロナショックが直撃したタイミングです。大幅なマイナスを覚悟しておきましょう。 なお、比較対象となるベン…

ウェルスナビの将来予想シミュレーションを探る(その3)

前回「ウェルスナビの将来予測シミュレーションを探る(その2)」では、ウェルスナビが提供してくれる将来予測(下図に示すようなグラフ)の検証評価を、積立を設定した場合に対して行いました。これまでの2回の記事で、積立がある場合でもない場合でも、将…