ウェルスナビ運用記録(3月14日)畳みかける下落圧力

今週も派手な下落が続いています。3月14日時点での、私のウェルスナビ運用状況です。

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先週末と比べた総資産額は、470,958円下落(下落率約9.7%)となりました。

こういう時は円高、と相場は決まっているものと思い込んでいましたが、意外にも1.7%程度円安で終わりました。日本がオリンピック開催を賭けた防疫で瀬戸際に立たされているので、本来はリスク回避で円安が正解です。ただここ数年、たとえ日本の危機であっても謎の「有事の円買い」が成立していたことを踏まえると、裏の裏をかいてようやく正解にたどり着いたという感じです。もしくは、それほどまでに日本経済に危機が迫っているのかもしれませんが…

というわけで今週はドル建てで全資産が軒並み10%下落しました。下落率トップは日欧株の14.9%、続いて(米国)不動産の11.5%となっています。

あと、ほぼゴミですが、米国債券の税引き後分配金が376円振り込まれていました。

 

コロナウィルスの感染拡大はもちろん深刻さを増しており、あれだけ慎重だったWHOもパンデミックを宣言、中国がようやく日常を取り戻し始めた矢先に、欧州を中心とした拡大が加速しました。

それ以外に私が今週心配したことは、延期がささやかれ始めたオリンピックと、原油価格の下落です。

先週末、石油輸出国機構と非加盟産油国の会合が不調に終わり、産油国が増産に舵を切りました。増産というと景気がよさそうに聞こえますが、これで原油先物価格が暴落し、この先一番被害を被るのが米国のシェール業界と言われています。ウェルスナビで最も大きな投資先である米国株も、そのうち5%程度はエネルギーセクターです。ただでさえコロナショックで被害が大きい中、さらなる追い打ちとなるリスクが大きいと思います。

もう一つ、オリンピック延期論はついにトランプ大統領も口にしたようですね。安倍首相との電話協議でいったん収束したようですが、IOCも「WHOの助言に従う」なんて言っているようで。あのWHOで大丈夫か?って感じです。

この問題についてはあまり口出しをしないほうが良いと思いますが、万が一延期ともなれば、ウェルスナビ運用という観点でも相当なインパクトを覚悟しなければならないと思います。関係があるのかどうかわかりませんが、昨日の東証REIT指数先物は一時取引停止(サーキットブレーカー発動)となったようですね。不動産業界でも相当程度のリスクを織り込み始めていると思います。もはや単なるウィルス騒動とは思えません。

 

いろいろと不安は増すばかりですが、だからこそウェルスナビは仕込み時です。私も資金余力があったら追加したい気持ちでいっぱいですが、ほぼ限界まで積立設定していますし、ボーナス分も時間分散するという手の込みようで(笑)、この時期は投資余力がありません。次は月末の分配金を楽しみにしているところです。

もし仮に資金余力があったとしても、一気に投入せず、1~2年に分割して積立設定することをお勧めします。今回も、「今が一番の仕込み時!」とは2月末から言われていましたからね。

 

(前回の運用記録はこちらから)

curvex.hatenablog.com