ウェルスナビ運用記録(7月4日)
しばらく更新をさぼっていたので、3週間ぶりとなった私のウェルスナビ運用状況(7月4日時点)です。
3週間前に比べて、私の総資産額は304,059円増加しています。
この数値は純粋な資産価格上昇分に加えて、積立や分配金による増加分も含んでいますので、以下のように因子分解します。
まず積立ですが、毎月設定している自動積立分の150,000円と、ウェルスナビ+ビットコイン運用として設定している7,500円分の入金がありました。
分配金は米国株、日欧株、新興国株、不動産について入金があり、合計で16,244円でした(税引き後)。
現金保有分の増加額が7,412円、ウェルスナビへの手数料が4,981円であったので、これらを差し引くことで、純粋な資産価格の増加分は142,708円と計算されます。増加率は約2.6%でした。
次はこの資産価格増加分を分解します。
まず3週間を通してみると為替はほとんど変化せず、0.1%の円安(ドル建て資産の評価額を押し上げる効果あり)でした。
資産クラス別の円建て増加率は、トップが「新興国株」の4.5%増でした。ウェルスナビの新興国株は約半数が中国株ですが、これが最近絶好調です。上海総合指数はここ数日の伸びが著しいですが、2019年4月以来の1年以上ぶりの高値を更新しました。
7月1日には懸案の国家安全維持法の香港への適用が開始され、威力を見せつけるかのように300人以上の逮捕者が出る(国家安全法直接適用以外含む)など、国際世論を全く気にしない勢いです。こんな状態で中国株高が続くのだから、市場関係者はこの件での中国の勝利を確認したということなのかもしれませんね。
さて、資産クラス別上昇率は、金と米国株が、約2.8%の上昇でこれに続きました。
アメリカは製造業景況感指数や雇用統計が予想以上に良い結果だったということで、底堅さはあるのかもしれません。しかしコロナ感染症は全く衰えを見せず、経済再開も足踏みで、今回の評価の上では2位なんですが、たまたま出た良い数値といった印象は否めません。
株式で最下位となった日欧株の上昇率は1.8%と、安定的に不調でした。ウェルスナビCEOの柴山さんは「日本は低成長なので世界の株式に分散投資を!」というメッセージを盛んに出されていますが、日本が低成長ならばこんなパフォーマンスの悪い資産クラスに32.9%も配分するリスク許容度5のポートフォリオについてはどう考えるのか質問したくなります。
確かにCAPMの結論や、GDP的に見ても無視すべきではない資産クラスではあると思います。まぁ、日本頑張れ、というところですかね。
最後に、米国債券は0.7%上昇、不動産はマイナスの0.4%でした。不動産は苦難の時期ですね。私の直感では、アフターコロナのニューノーマルはそれほど影響力を持たないだろうと思っているので、今のうちに不動産なり、航空・陸運株なんかを買っておきたい気はしています。価格が下がっている不動産をせっせと買ってくれるウェルスナビには、少し期待しています。
(前回の運用記録はこちらから)