新企画 ウェルスナビ+ビットコインによる長期投資(2)

ウェルスナビのポートフォリオに、いかにもそれらしくビットコインを加えて運用できるか、という企画を検討しています。

下図をイメージとして、全体の5%を目標にビットコインに投資していきます。まずは、4月末まで243,610円程度の買付をしていく予定です。

(すでに少しずつ買い付けていますが、たったの数日で10%以上の値動きがあるので怖すぎます…)

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少し話が変わりますが、投資アプリのSeeking Alphaにビットコイン関連の記事が配信されていました。ちょうどよいタイミングなのでご紹介します。

タイトル:Bitcoin Is The Story Of The Next Decade

著者:Rothko Research

この著者は、過去数年のビットコインの値動きが世界3大バブル(チューリップバブル、南海バブル、ミシシッピバブル)に似ているという指摘を踏まえつつ、過去に類を見ない財政出動や金融緩和は中長期のインフレにつながり、金やビットコインの価格を押し上げると主張しています。

ウェルスナビを通じて金に7.5%、これからビットコインに5%を投資しようとしている私からすると、これまでもずっと緩和的な政策が続いていながら大きなインフレに見舞われなかったのに、なぜ今回は違うのかを問いたくなります。著者は明確な根拠を示していませんでしたが、そもそも誰にとっても明確な根拠があるのだとしたら、それはもはや投資ではないのかもしれません。

この著者の分析で、ビットコインの価格が上昇する定量的な根拠が2つ述べられています。

ビットコインが金のマーケットの3~5%を占めるようになると、ビットコインの価格は現在の2.5倍から4倍になる。

②過去のある期間でよく一致した実績のあるMetcalfe's lawを適用すると、現在のビットコインの価格は32%過少に評価されている。

これらの根拠から、長期的なビットコインの目標価格は25,000ドルだということです(現在は約7,700ドル)。

 

いずれも、「そういう計算もあるかもね」くらいのつもりで読むべきものです。ビットコインは収益を生まない(配当のない)資産なので、通貨としてどれだけ有用で、どれだけ希少性があるかで価格が決まってきます。

同じように価格が決まってくる資産の代表例は金(ゴールド)です。しかし、金は有史以前から人類に好まれてきた歴史があります。対して、ビットコインの歴史はわずか10年余り。メリットとしても、国際送金くらいしか有用性がうたわれていないように感じます。

いずれにしても、ますます先が読めない世界経済です。いろいろなリスクヘッジはしておいたほうがよさそうですね。最近は「アフターコロナ」とかいう、不安を煽る言葉が蔓延していますので…

 

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