ウェルスナビ+ビットコイン運用記録(3月5日)

ウェルスナビ+ビットコイン運用の状況報告です。(3月5日終値で計算)

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総資産額は先週末比プラス35万円の、約970万円となりました。

「35万円も増えた」だなんて、そんなに良い相場だったっけ?とお思いの方も多いことでしょう。日経平均は先週末に比べて100円ほど下げた週でしたからね。

 

実はいろいろと要因があります。

一つ目は、今週は積立入金がありました。私はウェルスナビの定期積立として15万円を設定しています。また、ビットコイン用に7500円を別枠で積み立ているのですが、ビットコインの価格がウェルスナビを上回って上昇しているため、今月も7500円全額をウェルスナビに入金しました。

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もう一つは円安が進んでいる点です。

先週末に1ドル106.58円だったのが、今週末には108.34円と、約1.7%も円安が進みました。これを私の総資産額に換算すると、15万4000円の増加要因になります。

これら2つの要因を合わせると、それだけで31万円増加の計算になります。従って、先週末比での純増加額は差し引き4万円だったということです。4万円増と言われれば、まぁ納得できる結果ですよね。

 

あと、定期積立分の入金でウェルスナビが資産買付を実行してくれましたので、何をどれくらい買い付けたのかご紹介しておきます。

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このところ値下がりが続いていた新興国株(VWO)や金(GLD)を比較的手厚く購入していたことがわかります。ウェルスナビは、一人ひとりの現在の資産額を見て、なるべく理想の配分比率に戻るように購入額を決定してくれています。

 

以下の図は、私の「ウェルスナビ+ビットコイン」用に独自に作った買付額の計算結果です。この図は3月3日の始値を用いた結果ですが、濃い青色の「買付相当分」を購入すれば、資産の売却が発生しない範囲で理想のポートフォリオに最も近づきます。

ウェルスナビの買付実行結果によく似ていますね。厳密な金額は一致していませんが、ウェルスナビがどういう考え方で購入額を決定しているのかがよくわかると思います。

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(前回運用報告:2月26日時点)

curvex.hatenablog.com

 

ウェルスナビ+ビットコイン運用記録(2月26日)

ウェルスナビ+ビットコイン運用の状況報告です。(2月26日終値で計算)

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この週末にかけて、相場が荒れましたね。私の資産総額も、先週末比で30万円近く下落の935万円になりました。

ほとんどの資産が先週末比で値下がりしたのですが、特に下げが大きかったのはビットコインの16%下落(約9万円の損失)、続いて新興国株の5%下落(約7万円の損失)でした。これだけで下落幅の過半を占めました。

ビットコインは先週9万円増えていたので、完全に「行って来い」状態。2週間前の価格に戻りました。株もビットコインもちょっと調整すると「バブルが崩壊した」だの言われるのですが、たまには休みも必要でしょう。気長にホールドです。

 

ところで、「米国債券(AGG)」だけは今週唯一プラスで終えました。いや、本当は円安のぶん持ち上がっただけで、ドル建ての評価ではマイナスなのですが。

相場が荒れた原因としてよく指摘されたのが、米国長期金利の上昇です。このところ市場には、「コロナ対策で供給されたマネーが株価やビットコイン価格を持ち上げている、金利が上がり始めたら価格調整が入るだろう」といった認識がありました。今月に入り金利がじわじわと上がり続け、ついに節目となる1.5%を超えたため、こういった動きにつながったのでしょう。その後はいったん落ち着いたようなので、節目に伴う観測気球だった可能性もあるかもしれません。

この債権利回りと債券価格というのは逆相関の関係にあります。米国債券(AGG)価格が下げ渋ったように見えたので、トレンドを確認してみることにしました。下図は2月1日以降のAGG価格と米国債(期間10年)の利回りの比較です。*1

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長期金利が1.5%を上回ったのは一時的だったかもしれませんが、トレンドとしてはまだ上昇中にも見えます。それにつれて債券価格は下落トレンドにあり、まだ落ち着いたかどうかは何とも言えません。

当たり前ですが、きれいな逆相関だということは再確認できました。騰落率を散布図にすればより一層明確になります。

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長期投資家にとっては、金利がどうあれ売買方針に大きな変更は必要ありません。ただ、過度に心配することのないよう、こういった変動の背景も押さえておくとよいかもしれませんね。

 

来週は月に一度の定期積立が実行されます。各資産が今の価格で推移すれば、買付金額は以下のようになりそうです。大きく下がった新興国株を中心に、株式全般を買い付けることになりそうです。このところ下落が続いている金(ゴールド)も少し買い増し予定。

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(前回運用報告:2月19日時点)

curvex.hatenablog.com

 

おまかせNISAはいくら得するのか?

ついにウェルスナビがNISAに対応しましたね。2月17日より、「おまかせNISA」という名前でサービス開始となりました。ロボアドバイザーとしては初のNISA対応ということで、ますます注目が集まりそうです。ウェルスナビのWとNISAのNを同時に印象付ける素敵なロゴも特徴的ですね。

www.wealthnavi.com

NISAには投資収益に対する税金がかからないという大きなメリットがありますが、申請に手間がかかるというデメリットもあります。また投資で損失を抱えてしまうと、普通に投資する以上に損をしてしまうというデメリットもよく指摘されています。こうしたデメリットを意識すると、NISA活用に消極的になってしまいがちです。

そこでこの記事では、おまかせNISAならば具体的にいくら得する可能性があるのかを探っていきたいと思います。得られる節税効果とその確率を具体的に求めてみることで、メリットとデメリットを比べられるようにします。もちろん、これは理論的な確率の話であることはご承知頂き、あくまでも自己判断の参考にして頂ければと思います。

  • 少額投資非課税制度[NISA]とは
  • おまかせNISAで運用した場合の節税額
    • パターン1:毎月10万円の積立投資
    • パターン2:年初に120万円の積立投資
  • 実際に運用を始める上での注意点
    • 1. 外国税額控除
    • 2. 損益通算できない
    • 3. ウェルスナビ提携サービスでの対応

 

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ウェルスナビ+ビットコイン運用記録(2月19日) リバランスは一応成功??

ウェルスナビ+ビットコイン運用の状況報告です。(2月19日終値で計算)

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資産総額は先週末比で約7万円増加し、963万円になりました。

先週末はちょうど、ウェルスナビ~ビットコイン間のリバランスを実行中で多くの現金を持っていたところですが、今週2日にわたって買付が行われました。おかげで、とってもきれいなポートフォリオになったでしょう?

参考までに、目指すポートフォリオ配分比率はざっくりと、株式:80% 債権:5% オルタナティブ:15% です。(数値は丸めています)

株式全体を100%とした内訳は、先進国:80%(米国と米国以外で半々) 新興国:20% です。オルタナティブの内訳は、ゴールド(金):40% 不動産:30% ビットコイン:30% といったところです。

 

リバランスによる買付が実行されたので、先週に比べて評価額が増加した資産が多数です。しかし損益でみると、米国株と金がそれぞれ約1万円のマイナス(先週末比)で、ビットコインが約9万円増加してこれを埋め合わせてくれました。

ビットコインはリバランスのため大量に売却したのに、まだまだ急激な上昇が続いていますね。私はリバランスでだいぶリスクヘッジしたので精神的に楽になりましたが、1円も売らずに持ち続けている人はよくこの加速度に耐えられるな~と思います。持ち続けている人は、自身を律する能力という意味で、F1ドライバーや宇宙飛行士に通じるものがあるのではないでしょうか?だからこそ、億の利益が得られるのかもしれません。

 

さて、ウェルスナビが半年に一度実行するリバランスがうまく実行されたのか、ご報告します。結論から言うと、狙った通りではありましたが、3日も遅れました。

元々の狙いは以下の通りです。

  1. ビットコイン保有割合を適正化するために売却した資金をウェルスナビに入金
  2. リバランスによる資産売却が大きいと税負担が重くなるので、リバランス直前に入金することで売却額を最小化する

私のウェルスナビ口座では、昨年の2月14日、8月14日にリバランスを実行してきました。今年の2月14日は日曜日なので、翌2月15日にリバランスが行われるだろうと予想し、この日に合わせてビットコイン売却資金をウェルスナビ口座に入金しました。ここまでは先週ご報告の通りです。

その後の経緯は下図の通りです。リバランスが実行されたのは、それから3日後の2月18日でした。

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まずは初心者級のミス。2月15日はプレジデントデーということで、米国市場が休場でした。ウェルスナビはニューヨーク証券取引所NYSE)に上場するETFに投資しているので、アメリカの祝日には資産の売買は行われないのでした。もちろん日本の祝日でも売買されません。これで1日遅れ。

そして翌2月16日、80万円ほどあった現金で買付が行われましたが、リバランスという扱いにはならず。この時点で6万円ほどの現金が口座に残っていました。本来ウェルスナビは3か月分の手数料相当額を目安に現金を残し、残りは全部ETFの買付に回してくれるのですが、それにしても現金が余り過ぎです。どうやら、ウェルスナビは目標額よりも若干少なめに買付を行うみたいです。確かに、価格が急変するリスクもありますからね。

翌2月17日、前日に買い残した6万円のうち4万円程度の買付が実行されました。ここでもリバランス扱いにはならず。

そしていよいよ2月18日になって、正式にリバランス実行となりました。内容はこんな感じです。

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こんな少額ならばわざわざ購入・売却などせず、2月16日と17日の買付をもってリバランス完了としても良いような気がします。どうやらウェルスナビでは、「購入」と「リバランス」という別々のプロセスが用意されていて、それぞれ独立に実行するというルールになっているみたいですね。そして購入とリバランスは同日に実行できず、購入が優先されるということがわかりました。

さて、次回のリバランスはどうしよう?同じやり方だとリバランス実行日がどんどん後ろ倒しになってしまうので、運用ルールを微修正しなければならないかもしれません。 

それ以前に、次回リバランスは8月18日になるのだろうか?いろいろ考えなければならないことが増えました。でもまぁ一応、「ウェルスナビ+ビットコイン」リバランスは成功です。お疲れ様でした。運用は続きますので、引き続きよろしくお願いします。

 

(前回運用報告:2月12日時点)

curvex.hatenablog.com

 

ウェルスナビ+ビットコイン運用記録(2月12日)

ウェルスナビ+ビットコイン運用の状況報告です。(2月12日終値で計算)

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資産総額は先週末比で約22万円ほど増加し、956万円になりました。ウェルスナビ+ビットコイン運用を始めた2020年4月末の総資産は500万円ちょっとだったので、1年もたたないうちに2倍近くになった計算です。

ポートフォリオの約5%と保有比率は小さいですが、ビットコインの価格上昇にうまく乗れたのは大きかったです。1ビットコインあたりの価格は先週末比23%も上昇し、ついに500万円に達しました。いったいどこまで上がるのか!?

 

さて、上図を見て現金比率がやけに大きいのにお気づきでしょうか?

そうです。半年に一度予定しているリバランスに備え、ビットコインの過半をいったん現金に換えました。私のウェルスナビ口座は、毎年2月14日に定期リバランスを実行してくれています。今年の2月14日は日曜日なので、その翌日に実行されるものと思われます。そのタイミングに合わせて、ビットコイン保有割合を適正比率に修正しました。

このリバランスでは大きな資金移動が伴うことがわかっていました。私の場合は、

SBI VCトレード → 住信SBIネット銀行 → ウェルスナビ for SBI証券

という経路で資金を移動させます。ウェルスナビへの入金は、今回3万円以上となることからクイック入金が使えます。ただ、2月15日の夜8時までに入金指示を出す必要があります。仕事の都合で間に合わないリスクに備えるため、2月12日(金曜日)中に住信SBIネット銀行に必要資金が用意できるように計画しました。

そのためには、2月12日朝6時までにSBI VCトレードから住信SBIネット銀行へ入金指示を出す必要がありました。朝は寝坊リスクがあることから、結局2月11日の夜のうちにビットコインの売却を行うことにしました。

 

本日、2月13日時点でウェルスナビへの入金まで無事完了しました。資金移動の流れは下図の通りです。詳しく見ていきましょう。

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まず、ビットコイン売却数量の決定です。2月11日夜時点で計算したところ、リバランス後のビットコイン目標保有額は約45万円と計算されました。ビットコイン価格が500万円にせまる勢いの中、0.19BTCの売り注文を出しました。結果、93万9388円で売却。

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続いて税金分を本運用から除外しておきます。これまでは少額だったので運用資産の外で払っていたのですが、さすがに今回は税金が大きすぎます。なお、税額は私の給与所得と合算されて決まるので本来であれば未定なのですが、簡単のため本運用からは証券税制と同じ20.315%を除外することにして、過不足は本運用資産とは別の資金で調整することとします。

計算結果は約16万円。リバランスしていなければこの16万円が資産総額に乗っかって、総額972万円となっていたはずでした。ついこの前、DeTAXで1万円戻ってきたと喜んでいたのがバカみたいに思えるほど、税金は高いですね。同じ資産を買い戻すつもりなら利確などしないほうがよいということがよくわかります。

最後に、残りの約78万円(正確には78万1800円)を住信SBIネット銀行経由でウェルスナビに入金しました。SBI VCトレードから住信SBIネット銀行に移動する際に50円の手数料がとられました(かかった手数料はこれだけ)。

ウェルスナビの画面はこちら。現金比率がこんなに高い状態はなかなか見られませんね。

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週明けの月曜日、この現金を使って資産買付が行われる予定です。同時にリバランスも行われるはずです。いったいどんなリバランスになるのか予想できませんが。

これにて「ウェルスナビ+ビットコイン」運用として真のリバランスが完了予定。さて、本当にうまくいくのか!?結果をお楽しみに。

 

(前回運用報告:2月5日時点)

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ビットコイン 初心者のための確定申告

このブログを通じて「ウェルスナビ+ビットコイン」と題した資産運用をご紹介しておりますが、私はビットコイン投資初心者です。原則的にはバイ&ホールド戦略を採用していますが、ウェルスナビの運用ロジックを取り入れて半年に一度のリバランスを行っているので、ときどき売却を行うこともあります。

ビットコインを売却して利益が生じれば確定申告が必要です。この記事では、私の実際の事例を用いて、初心者向けの確定申告書類の作成方法(例)をご紹介したいと思います。

注意ビットコインのような暗号資産は、決済に使用したり、他の仮想通貨と交換したりといったように、様々な利用シーンがあります。それぞれのシーンに応じて細かなルールがありますが、ここでは最もシンプルな「交換所での売買(円決済)」についてのみ取り扱います。

  • 初めて確定申告するという、会社勤めの方に
  • 事前準備(計算書の作成)
  • 確定申告書類への入力
  • 参考:平均法の計算方式の違いについて

 

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ウェルスナビ+ビットコイン運用記録(2月5日)

ウェルスナビ+ビットコイン運用の状況を報告します。(2月5日終値で計算)

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なんと先週から50万円近く上昇!資産は934万円となりました。先週末は実質で14万円下落していたところなので、そこから見ると大幅反発です。

今回の上昇に大きく貢献してくれたのは、米国株とビットコインです。米国株は5.9%上昇して16万円の増加、ビットコインは12%上昇して12万円の増加でした。上昇率ではビットコイン、増加幅では米国株ですね。

他の資産についても、先週末比の円建て上昇率を見てみましょう。

日欧株が4.3%上昇、新興国株が6.1%上昇、不動産が4.1%上昇でした。アメリカもでしたが、新興国株も強かったです。あの中国でもコロナ完全克服というわけにはいっていないようで(当然ですが)、せっかくの春節も経済的にはダメージが大きそうだとか。そんな悲観的な状況でありながら6%も上がるのか…

日本も頑張っていると思います。日経平均も30年ぶりの2万9000円が目前に迫っています。TOPIXバブル崩壊後の高値をつけた2018年高値まであとちょっと。日本企業の決算も期待以上の結果が出てきているようで、来週もトヨタの決算発表が注目されています。ちなみに日欧株のうち0.9%はトヨタ自動車株ですから、ウェルスナビユーザーにとっても注目です。トヨタ株はすでに最高値圏を視野に入れています。

それでもう一度ですが、日欧株が4.3%上昇。米国株が5.9%、新興国株が6.1%上昇です。アメリカと中国はやっぱり常識がちょっと違うみたいですね。

 

一方、米国債券は横ばい。金(ゴールド)は1%の下落でした。実は先週に比べて円安ドル高で推移しているので、実質、両者とも下落です。ビットコインは上昇、ゴールドは下落という対比が面白いですね。いま金は「買い」でしょうか??

今のところ、私のウェルスナビの評価額はこんな感じです。上図とは参考為替レートがちょっと違いますので注意してください。

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ビットコインはまたじわじわと上がってきています。毎度おなじみコインポストが、ブルームバーグ報としてこんな記事を書いています。要約するとこんな感じ。

詳しいことはブルームバーグのレポートを読まないことにはわからないのですが、ゴールドとの対比は気になりますね。

coinpost.jp

 

私のビットコイン保有口座の状況はこんな感じ。

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いよいよ来週、半年に一度の定期リバランスがやってきます。本運用はじまって以来2回目です。ビットコインの売却額が大きくなりそうで、きちんと税金のことも考えて売却額を決めないといけません。前回は売却額が小さすぎて運用に与える影響は誤差レベルでしたが、今回は影響が大きくなりそうですから。

 

(前回運用報告:1月29日時点)

curvex.hatenablog.com