ウェルスナビの分配金は着金まで3日かかる
連日厳しい相場が続いています。こんな時は分配金の支払いが待ち遠しくなると思います。私も先日、日欧株と新興国株の分配金が着金しましたが、これって何月の何日に振り込まれるのか、気になりませんか?
ウェルスナビが採用している株式ETFは米国株(VTI)、日欧株(VEA)、新興国株(VWO)と3種類があります。これらのETFでは分配金が四半期ごとに支払われるのですが、具体的な日付があらかじめ決まっているわけではなく、分配日は毎回バラツキがあります。おそらくETFの運用会社が原資産からの配当状況を見ながら適切に判断しているのだと思います。今回は、分配が行われるのがいつなのかを調べる方法を紹介します。
私がよく使うのは、NASDAQが提供しているDividend Historyのページです。NASDAQのトップページからETFのティッカーシンボル(VTI, VEAなど)で検索し、Dividend Historyをクリックすれば調べることができます。
例えばウェルスナビが採用している日欧株のETFは「VEA」ですが、その分配金履歴のページは以下の通りです。
このページには下図のような情報が載っています。一番上の行に、2020年第一四半期(3月分)の分配金情報が出ています。
DECLARATION DATEが、分配金に関する情報が発表された日です。3月19日とあるので、3月下旬にさしかかるころには分配金の詳細がわかっていたということになります。
その右のRECORD DATEは、この日に保有している口数に対して分配金が支払われることを意味しています。
最後のPEYMENT DATEが、実際に分配金が支払われる日です。ただし、ウェルスナビを通じて受け取る場合はこの3営業日後となります。今回の例でいうと、3月26日から3営業日を足した3月31日ということになります。
以下の図が、ウェルスナビに実際に着金したときの表示です。確かに、3月31日に支払われていることが確認できますね。
なお、3営業日の計算は、日本とアメリカの両方お市場が開いている日としてカウントする必要があります。
せっかくなので、振込額の計算もしておきましょう。
最初のNASDAQの情報によると、1口あたりの支払いは0.131ドルでした。RECORD DATEである3月24日時点で、私はVEAを約379口保有していました。したがって分配金は49.6ドルと計算されます。
米国では分配金に10%の源泉徴収が入りますので、ここから10%が控除された約44.64ドルが支払われることになります。
為替はウェルスナビが指定するので詳細なレートは実際に振り込まれるまでわからないのですが、この時は概ね108円前後でした。仮に108.3だとすると、4834円という計算になります。
さて、日本国内でこの金額を受け取る際には、さらに日本の税金がかかります。現在の税率は20%強なので、これを控除すると実際の受け取り額である3841円が計算されます。
こんな感じで、分配金の振込日時、おおよその額を事前に知ることができるようになりました。
ちなみに、ウェルスナビユーザーが受け取れる次の大型分配金は、米国株(VTI)です。このPAYMENT DATEは3月31日になっていましたので、ウェルスナビユーザーが受け取ることができるのは4月3日(金)となります。楽しみに待つことにしましょう!