ウェルスナビ運用記録(5月9日)米国株の好調続く
ウェルスナビ運用状況報告(5月9日時点)です。
先週末からの総資産額は、134,084円の増加(約2.8%増)となりました。為替はここのところずっと安定しており、0.2%の円高(資産額減少要因)と、影響は軽微でした。
今週は米国債券以外のすべての資産が上昇しました。
上昇率上位は株式系資産が占めており、順に新興国株(約4.2%増)、米国株(約3.7%増)、日欧株(約2.6%増)でした。また、不動産も約2%上昇と、そこそこ健闘してくれたと思います。
今週の上昇率トップこそ新興国株でしたが、やはり米国株は強いですね。私の株式系資産クラスの中でも圧倒的な強さ。コロナショックを経て、すでに4万円以上の黒字状態です。アメリカは新型コロナで大きな影響があったにも関わらず、テクノロジー企業を中心に決算も好調だったようです。
日経の記事によると、GAFAMと呼ばれる、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトという5つのテクノロジー企業の合計時価総額が、日本の東証一部全企業の時価総額を上回ったとのことです。
たった5企業で、日本を代表する東証一部上場企業の合計を上回るとは…
まさに米国一強。やはり世界全体に分散するまでもなく、S&P500などの米国ETF一本に集中投資するだけで十分だ、ということなのでしょうか。
ちなみに、ウェルスナビのリスク許容度「5」で運用した場合、GAFAM 5社への投資額と日本株への投資額はどのような比率になっているでしょうか?
それを計算した結果が下図です。
リスク許容度「5」の場合、米国株であるVTIに35%、日欧株であるVEAに32.9%の比率で投資されます。
それぞれのETFの内訳を見たところ、VTIのうちGAFAMへの投資比率は約15%でした。従って、投資総額に占めるGAFAMの占める割合は、5.3%となります。
一方、投資総額に占める日本株の割合は7.8%でした。
時価総額を基準に考えると、ウェルスナビのリスク許容度「5」は、やや日本株への投資比率が高い、ということが言えそうです。そうなんです。こんなにパフォーマンスの低いクラスに32.9%も投資してよいのだろうか、と思ってしまいます。
ちなみに、リスク許容度「3」でも、GAFAM投資比率が4.8%、日本株への投資比率が5.1%となりますので、やや日本株偏重であることには変わりありません。
ウェルスナビの日欧株に占める、日本株の比率は23.8%程度です。日本以外では、ヨーロッパ諸国、カナダ、オーストラリア、韓国、香港、シンガポール、イスラエルなど、日本以上に合理的に経済運営を行っているであろう国がたくさん含まれています。それなのに米国にこんなに差をつけられるとは、どれだけアメリカが強いのか、ということを改めて考えさせられます。
(前回の運用記録はこちらから)